砂漠の陰から

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広大な砂漠のような社会の陰でちまちまと生きていくブログ

雑記:片耳の詰まった感じ(閉塞感)を10分で治してもらった話

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こんにちは。3月までは寒さの残る日もありましたが、4月に入ってからはすっかり暖かくなりましたね。今日なんて最高気温が25℃。いきなり冬から夏に飛んだような気温となっております。
4月から新年度が始まるこの時期はとにかく通勤電車が億劫ですね。春休みが終えた学生が参戦し、とにかく混みます。ピクミンみたいに群れる大学生集団が現れるとなおさら電車が狭く感じてしょうがない。リュックを降ろせリュックを。まあみんな同じことを思っているだろうから、お互い様なんでしょう。


ここ1年くらい、ずっと右耳にちょっと違和感を覚えていました。詰まっている感じというか、閉塞感というんですかね。トンネルの中に入ったら耳がボフっとするような、アレです。あとたまの耳鳴り。
ウザいなーとは思うんですけど病院に行くほどでもない。行きたくない。忙しくて行けない。そんな理由をつけてずっと放置していました。
しかしまあ、毎年恒例の花粉症の薬を貰いに耳鼻科に行かなければならないので、ついでに診てもらうことにしました。


ぼくのイメージなんですが、耳の異常って重大な病気に繋がっていたりとか、中耳炎とかそういう類の病気でしか発生しなさそうな印象だったので、正直怖かったんですよね・・・。
ビクビクしながらお医者さんの前に座るぼく。もはやまな板の上のコイです。
お医者さんが耳の中をひと目見て「あ~、こりゃカッチカチだねえ~」とひと言。「ん?カッチカチ?」と思っていると、「んじゃ、薬でふやかして取りますねえ~」と続けられました。


閉塞感の正体は、「耳垢栓塞」という、耳垢が固まってしまって耳穴を塞いでしまう病気(病気といえるのか?)でした。要は耳垢がタップリ詰まって耳を塞いでいる状況です。きたねえ。
治療法はいたって簡単。固まっている耳垢を吸引機で吸い出して除去するだけ。ぼくの場合はしっかり固まってしまっていたので、まずエタノール的なモノで耳垢をふやかし、その後吸い取るという段階を踏みました。
治療は、耳元に掃除機を突っ込まれ何かが吸い出されていくような、「お゛ん♡」みたいな声が出そうな、人によっては病みつきになりそうな感覚。揚げ玉みたいな大きさの耳垢を6個ほど除去し、ようやくぼくの耳はキレイになりました。所要時間10分。きたねえ。


原因はというと、「間違った耳掃除」だそうです。耳掃除と言えば綿棒ですが、これをあまり奥に突っ込むと、逆に耳垢を奥に突っ込んでいるようなモノで、やりすぎに注意してくださいとのことです。
あとはまあ風呂とかで耳が水に入ると、耳垢が水を吸って膨らんでしまい、耳垢栓塞になってしまうそうな。言われてみれば確かに、風呂上りは閉塞感がひどくなって、これを直そうと綿棒を耳に突っ込んでいました。
もし、同じような症状で悩まされている方。特に耳に水が入ったあとにその症状がひどくなる方。だまされたといって耳鼻科に行ってみてください。ウソみたいに簡単に治してもらえますよ。


治療後は、「逆に聞こえすぎてビックリされるかもしれません」と言われました。その言葉どおり、治療後はさながらゾーンに入ったアスリート。すべての音がクリアに聴こえます。そりゃここ1年、ずっと耳穴塞がれた状態で過ごしていたんですから、重りのついたリストバンドを外したようなモノです。少しでも音質の良いイヤホンを探している方、まず耳鼻科に行ったほうがいいかもしれませんよ。
ちなみに鼓膜はなにも異常なし。とにかく耳掃除は深追い注意ということを勉強できた出来事でした。よかったよかった。ちゃんちゃん。



【編集後記】
最近の昼食はソバを食べると決めています。
人は何かを決めるときに少なからずエネルギーを消費しています。ルーティン化できることはルーティン化してしまったほうが、必要なことにエネルギーを注げる気がしています。気がするだけね。