税理士試験:合格後は割引価額で基礎マスターが受講できます(TAC)
1000000000億年ぶりに税理士試験のお話でもしますね。試験というか、試験後のお話となります。
税理士試験の講座について、巷に溢れている多くの情報は「合格前」の情報。いやまあ、当たり前のお話ではあるんですが。税理士試験は科目制の国家資格。つまり、試験というハードルのみで考えれば、税理士試験合格=すべての税目を勉強ということにはなりません。ぼくのように大学院を利用した人はなおさらの話です。
で、あれば。税理士試験をめでたくクリアした後でも、未学習の税目については各自勉強していく必要があります。独学で勉強するのも悪くはありませんが、やはり国税4法(法人所得相続消費)は受験しなくとも、専門学校に通ってしっかりと勉強したいモノです。
しかし、ここで問題となるのがおカネの問題です。世知辛い。世の中の悩みの9割はおカネで解決できるらしい。
法人所得みたいなボリュームの多い科目は、そのぶん受講料もボリューム感MAX。大原TACの講座を受けようと思えば、1科目あたり25万円前後は覚悟しなければなりません。
社会の底辺を這いつくばって何とか生きているぼくのような人間にとって、月給並みともいえるこの金額は大金も大金。もちろん自己投資は惜しむべきでないと思っていますが、物事には限度があります。
そんな皆さんに朗報です。TACでは、税理士試験合格者向けに、教材を割引で販売してもらえるサービスがあります。ぼくはTAC信者なので大原は知りません。
TAC受講生は、毎年試験結果を報告するようにTACから求められます。この報告のとき、税理士試験合格と報告するとTACから賞状入れと共に色んなチラシが送られてきます。その中に「税理士講座 教材販売申込書」という書類が入っています。その申込書を使えば、TACの税理士講座を割引価格で受講することができます。
科目合格ではなく、あくまで「税理士試験合格」ということをお忘れなく。すなわち、5科目の合格(官報合格)か、大学院の免除を含めた合格(認定合格)となった場合にのみ送られてきます。
金額は以下の通りです。(2022年1月現在)
内容 | 金額 |
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法人税 基礎マスター | 75,000円 |
法人税 基礎マスター+申告書作成コース | 95,000円 |
所得税 基礎マスター | 75,000円 |
所得税 基礎マスター+申告書作成コース | 95,000円 |
相続税 基礎マスター | 70,000円 |
相続税 基礎マスター+申告書作成コース | 85,000円 |
消費税 基礎マスター | 50,000円 |
消費税 基礎マスター+申告書作成コース | 70,000円 |
「基礎マスター」というのは、基本テキスト+トレーニング+該当する講義DVD+確認テスト・実力テストのセットです。ぼくは法人税と相続税を受講していますが、法人税はテキスト5冊分、相続税はテキスト4冊分でしたね。TAC講座でいうと、いわゆる年内のインプット期の講義部分ですね。
上級講座は入っておりませんので、コレで全てを網羅できるというワケではありませんが、実務をやるという上では十分ではないでしょうか。足りない部分はその都度勉強していけばいいので。
一応、注意点がありますので書いておきますね。
講義媒体は「DVD」のみ。Webフォローは一切なし
TACの本講座の方では、WebフォローというWeb上でも講義を視聴できるサービスが付与されますが、こちらはあくまで「教材販売」なのでそういったサービスがありません。iPadなどのタブレット端末で視聴ができないので、そこは気を付けてください。DVDプレイヤーか自宅のテレビ、あるいはパソコンを使うことになるかと思います。
トレーニングの答案用紙ダウンロードサービスがない
TACの場合、Webでトレーニング(問題集)の解答用紙をPDFでダウンロードできますが、こちらの講座はそれがありません。Webを通して受けるサービスは全てカットされているイメージですね。
最初に送られてくる解答用紙をコピーして使用する必要があります。スキャンするのが一番いいかもしれない。
自習室は利用できない
当たり前だとは思いますが自習室は利用できません。教材の売り切りです。ぼくは勉強といえば自習室に頼りっきりだったので非常に困りました。自宅で勉強できる環境を整えましょう。