砂漠の陰から

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広大な砂漠のような社会の陰でちまちまと生きていくブログ

雑記:片耳の詰まった感じ(閉塞感)を10分で治してもらった話

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こんにちは。3月までは寒さの残る日もありましたが、4月に入ってからはすっかり暖かくなりましたね。今日なんて最高気温が25℃。いきなり冬から夏に飛んだような気温となっております。
4月から新年度が始まるこの時期はとにかく通勤電車が億劫ですね。春休みが終えた学生が参戦し、とにかく混みます。ピクミンみたいに群れる大学生集団が現れるとなおさら電車が狭く感じてしょうがない。リュックを降ろせリュックを。まあみんな同じことを思っているだろうから、お互い様なんでしょう。


ここ1年くらい、ずっと右耳にちょっと違和感を覚えていました。詰まっている感じというか、閉塞感というんですかね。トンネルの中に入ったら耳がボフっとするような、アレです。あとたまの耳鳴り。
ウザいなーとは思うんですけど病院に行くほどでもない。行きたくない。忙しくて行けない。そんな理由をつけてずっと放置していました。
しかしまあ、毎年恒例の花粉症の薬を貰いに耳鼻科に行かなければならないので、ついでに診てもらうことにしました。


ぼくのイメージなんですが、耳の異常って重大な病気に繋がっていたりとか、中耳炎とかそういう類の病気でしか発生しなさそうな印象だったので、正直怖かったんですよね・・・。
ビクビクしながらお医者さんの前に座るぼく。もはやまな板の上のコイです。
お医者さんが耳の中をひと目見て「あ~、こりゃカッチカチだねえ~」とひと言。「ん?カッチカチ?」と思っていると、「んじゃ、薬でふやかして取りますねえ~」と続けられました。


閉塞感の正体は、「耳垢栓塞」という、耳垢が固まってしまって耳穴を塞いでしまう病気(病気といえるのか?)でした。要は耳垢がタップリ詰まって耳を塞いでいる状況です。きたねえ。
治療法はいたって簡単。固まっている耳垢を吸引機で吸い出して除去するだけ。ぼくの場合はしっかり固まってしまっていたので、まずエタノール的なモノで耳垢をふやかし、その後吸い取るという段階を踏みました。
治療は、耳元に掃除機を突っ込まれ何かが吸い出されていくような、「お゛ん♡」みたいな声が出そうな、人によっては病みつきになりそうな感覚。揚げ玉みたいな大きさの耳垢を6個ほど除去し、ようやくぼくの耳はキレイになりました。所要時間10分。きたねえ。


原因はというと、「間違った耳掃除」だそうです。耳掃除と言えば綿棒ですが、これをあまり奥に突っ込むと、逆に耳垢を奥に突っ込んでいるようなモノで、やりすぎに注意してくださいとのことです。
あとはまあ風呂とかで耳が水に入ると、耳垢が水を吸って膨らんでしまい、耳垢栓塞になってしまうそうな。言われてみれば確かに、風呂上りは閉塞感がひどくなって、これを直そうと綿棒を耳に突っ込んでいました。
もし、同じような症状で悩まされている方。特に耳に水が入ったあとにその症状がひどくなる方。だまされたといって耳鼻科に行ってみてください。ウソみたいに簡単に治してもらえますよ。


治療後は、「逆に聞こえすぎてビックリされるかもしれません」と言われました。その言葉どおり、治療後はさながらゾーンに入ったアスリート。すべての音がクリアに聴こえます。そりゃここ1年、ずっと耳穴塞がれた状態で過ごしていたんですから、重りのついたリストバンドを外したようなモノです。少しでも音質の良いイヤホンを探している方、まず耳鼻科に行ったほうがいいかもしれませんよ。
ちなみに鼓膜はなにも異常なし。とにかく耳掃除は深追い注意ということを勉強できた出来事でした。よかったよかった。ちゃんちゃん。



【編集後記】
最近の昼食はソバを食べると決めています。
人は何かを決めるときに少なからずエネルギーを消費しています。ルーティン化できることはルーティン化してしまったほうが、必要なことにエネルギーを注げる気がしています。気がするだけね。

雑記:今年は50冊の本を読破します


あけましておめでとうございます


年が明けて初めての記事なら、この挨拶できっといいハズです。みんな許してくれる
気が付けば半年もブログを放置してしまいました。やはり仕事が忙しくなり、妻の出産などもありなかなか手が回らずじまいでした。
年末年始には一年を総括した記事でも書ければいいんだけど、現実はうまくいかないね。


さて、気がつけば桜が咲き乱れる季節となってしまいました。1年の3ヵ月がもう過ぎようとしています。はやい。4分の1がもう終わってしまったんですよ。
仕事柄、年末からこの3月まではずっと忙しいので、知らんうちにもう春を迎えてしまう。時間は待ってくれないのだ。
去年と同様、とりあえず一発目の記事ということで抱負を書こうかと思います。


題名にも載せましたが。ズバリ「読書」です。
今年の目標は、読書を習慣化することです。目標は1週間に1冊。1ヵ月で4冊読めますので、年間でいうと48冊。ちょっと中途半端なので切り上げて50冊の本を読むということを今年の目標にします。


キッカケは何気なくみたYoutubeです。そのなかで読書を強烈に勧められていて、成功者の多くは読書を習慣づけているとのことで。
ぼく自身、子どものころから読書は好きだったので、これを機に習慣づけようかと考えました。小学生のころのズッコケ3人組から始まって、デルトラクエストとかバッテリーとかよく読んでたなあ。
とりあえず通勤時間を読書に充てています。暇つぶしにスマホを見る時間を極力減らして、読書するというトコロですね。小説も好きだけど、とりあえずビジネス書や新書を読みあさっています。
現代は便利なもので、自分が読書した本を記録するサービスがあります。隙あらばだれかとつながることができます。それが良いか悪いかは置いておいて。
ぼくは読書メーターというアプリを使って記録しています。マイページはこちらなので、もし登録している方がいたらフォローしてください。
とりあえず読んだ中では「伝え方が9割」という本が印象に残っていますね。内容が分かりやすいし、こういったブログでも使えるような考え方が勉強できた良書です。


子どもも1月末に無事に産まれましたし、仕事もいよいよ本格的に出張が多くなってきました。
ネタは色々あるので、今年も思ったことがあればブログを更新して人知れず記事を残していきたいですね。
それでは、今年もよろしくお願いいたします。

ゲーム:いまさら「ルーンファクトリー5」の感想を語るよ

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令和3年の5月20日、一部農夫の方々が待ちに待ちわびた「ルーンファクトリー」シリーズの最新作、ルーンファクトリー5が発売されましたね。
このゲーム、牧場物語シリーズの外伝のようなモノで、一言で説明するならば牧場物語にファンタジー要素を足して、さらに恋愛要素をムッチャ強化した」ようなゲームでございます。まさに大きいお友達向けの牧場物語
ぼくは新参者で、2からプレイし始めており、今でもシリーズの大ファンです。あぁー異世界転生してぇ~。

ルーンファクトリー4以降、作っていた会社が倒産したとかなんとかで、続編が出ること自体絶望視されておりました。5chでルーンファクトリー新作発表きたぞ!」→禁忌のマグナ*1のURLが貼り付けられるという釣りスレがある種定番になっていたように、新作はもう出ないと言われていたんですね。
だから、2019年2月のニンダイで「ルーンファクトリー5制作決定」が発表されたときは本当に盛り上がった。盛り上がったんだけどね・・・。

バグが多い

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まずはコレを見てください。WIkiから引用させていただきました、有志によって発見されているバグです。見ればわかると思いますが、とんでもなくバグが多いです。
ルーンファクトリーシリーズはもともとバグが多いシリーズでして。かつて2でも進行不能バグが存在しておりました。結婚対象にならない可愛いキャラに対して「結婚できないバグ」とキャッキャするのもシリーズお約束。
今回はシリーズナンバリング作品として初めて2Dから3Dに移ったので、ある程度のバグは覚悟していたんですが、フタを開けてみるとファンの方でも擁護することができないくらいのバグの多さ。
ちゃんとデバッグしてんのか?って疑問になるレベルですね。いまどきこんなことやってたらファンは離れていきますよ。ぼくは悲しい。あと異性の風呂に侵入できるのがユーザー有利バグに認定されているのがちょっと笑った。


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これは5月20日発売から、9月24日現在までのアップデート履歴です。
お、結構精力的にアプデしてんじゃん!と思う方もいるかもしれません。しかしなんてことはない、このアプデの9割はバグの修正。追加要素がプラスされているワケではありません。
先ほどのバグ一覧の画像、よく見ると「未修正のバグ」一覧であることが分かると思います。つまり何が言いたいかというと「発売後10回のアップデートを重ねたあと、未だに残っているバグ一覧」ということなんですよ(令和3年9月24日現在)。発売直後どれだけバグが多かったんだって話です。ホントにちゃんとしてくれよ。少しぐらいのバグなら笑うだけで終わるからさ、マジで。

会話パターンの少なさ、味気無さ

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個人的に一番の不満点です。会話パターンが少なくて、そして内容も味気ない。塩対応。感情移入できない。
ぼくはルーンファクトリーで何が楽しいかっていうと、なんと説明すればいいかわかりませんが、いうなれば「没入感」なんですよ。街があって、色んなキャラがいて。会話したり、プレゼントを贈ったりして、愛着が出てきて、ゲームの中なんだけど、街に住んでいるんだなーっていう生活感が好きなんです。


ルーンファクトリー5はとにかく会話パターンが少ない。始めてゲーム内で1週間経ってないのにもう同じことしか喋らないキャラもいる。コレが苦痛です。挨拶周りが作業にしか感じなくなる。ルーシーお前どんだけダシ入りうどん弁当持ってきてるんだよってツッコみたい。
話しかけた回数で会話パターンが増えていくっていう仕様があるかもとウワサされておりましたが、それならなんでそんな仕様にしたんだ?という疑問が残りますね。
ルーンファクトリー4の会話パターンは逆に多すぎて、1年ぐらい会話内容が被ることはなかった記憶があります。まあこれは4のテキスト量が異常なだけで、5に同じぐらいの量を求めるつもりはありませんが、せめて1ヵ月分くらいは何とかならなかったかな。好感度が上がれば違うパターンも出てくるかも知れませんがね。そこまでいくのが苦痛だから。


あとは、主人公が塩対応。
例をあげると、
主人公「好きなものはなんですか?」
相手「〇〇が好きだよー」
主人公「へぇー」

こんな会話ばかり。いやもっと話広げろよ!話しづらい上司と一緒にいる社会人かお前は!ってツッコみたい。
前作4の主人公は、ユーモア返したり話を広げたりして、見てても面白かったんですけどね。4と比べるからいけないんですねきっと。老害なんだぼくは。
会話というか、インタビューだと思いましょう。そうすれば違和感がなくなるハズです。

テンポが悪い

街が広いので、移動が手間ですね。まあ田舎町と思えば、土地が広いのも納得。土地余ってるんですよ。
ファストトラベル機能も一応ありますが、小ロードを挟むのでなんとも言えません。建物に入るときもロードを挟むので、細かいところでストレスが溜まりますね。


まあこれも3D化に伴うところだとは思うんですが、ルーンファクトリー5の前にプレイしていたモンハンライズがロード面で快適すぎたので、そこで比べてしまうところはありますね。
建物を出た直後や、ファストトラベル直後はよくカクカクします。アプデでだいぶ改善はされましたが、ノンストレスでプレイできるというワケではありません。
これなら正直、従来シリーズ通り2Dの上から視点でよかったんだけどなあ・・・。
先述の会話パターンの少なさ・つまらなさとあわさって、毎日の挨拶周りがほんとにめんどくさい。従来シリーズはストーリークリア後も何回か周回プレイしましたが、今作に限ってはなかなかやる気が出ませんね。

でも根幹はちゃんとルンファクしてる

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今までいろいろと不満点を書きましたが、腐ってもルーンファクトリーシリーズ。根幹部分のシステムは変わっておらず、シリーズファンなら楽しめると思います。ちゃんとルンファクやってます。恋愛イベントも豊富にあるし、農業や料理など色んな要素を少しずつ進めてやれることを広げていく楽しさは唯一無二のモノですね!
なにより、ルーンファクトリーの新作が出たという事実が嬉しい。これだけでご飯3杯はいける。死んでいなかったんだよルーンファクトリーは。禁忌のマグナなんてモノはなかったんだ。


とはいえ、ルーンファクトリーシリーズを初めてプレイするという方は、ルーンファクトリー4SPを断然オススメします。ちょうどスイッチでプレイできますし、4SPはルーンファクトリーの最高傑作と言っても過言ではないと思いますので、まずは4SPをプレイしてルーンファクトリーの面白さを分かってもらえればなあと思えますね。5はそれからでOK。


ルーンファクトリー6、出るといいなあ。そのときはウキウキで感想記事が書けることを祈って待ちたいです。5が出るまで9年待ったんだから、次は10年くらい待ちますよ。えぇ。



【編集後記】
全国的にコロナウイルスの新規感染者数が減ってきました。
いわゆる「第5波」も収束に向かっておりますが、ここで次なる「第6波」への対策を、余裕を持った段取りで進めたいですね。
仕事でもなんでも「段取り」は大事です。段取り8分とはよく言ったものですね。

*1:ルーンファクトリーに似ているようで似ていないまったく別の何か

雑記:紅茶花伝は缶のほうがウマい

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今週のお題「好きなお茶」


紅茶花伝は缶のほうがウマい。


これが結論であり、真理です。
中身は変わらんだとか、甘すぎるだとか、プラシーボ効果だとか、そんなクレームは受け付けません。好きで飲んでる本人がうめぇって言ったらうめぇんだ。
缶の紅茶花伝、減ってますね。自販機でしか見ない。製造中止とかになったりしてるのかな?とりあえず名駅に一個あるのは知ってる。


小泉さんがレジ袋を有料化して、環境への配慮どうのこうの言ってますね。脱プラスチック。ってことは、脱ペットボトル。ってことになるんでしょうか。
アルミ缶とペットボトル、どっちがエコなのか。わからんけど、ぼくはペットボトルより缶飲料がすき。缶コーヒーも大好き。缶蹴りしたくなってきたな。


紅茶花伝というか、ミルクティーが好きなんです。昔から。
高校生のときは大正義リプトンミルクティーをよく飲んでいました。さすがにアレはいま飲むと甘すぎるんですが。
リプトンと比べると、紅茶花伝のほうがまだすっきりしていて飲みやすい。どっちもカロリーはエグいんですけどね。
ミルクティーの話ばっかりしてますけど、大丈夫ですよね?ミルクティーはお茶に入りますよね?
Milk teaだもんね。Teaだもん。


一応、シンプルなお茶の話でも。
もともと貧乏性だったので、スーパーでお茶の葉を買って自分で煮出していたんですが、最近はもっぱらペットボトルのお茶を買っています。
やっぱりペットボトルのお茶はウマい。ペットボトルの中では、爽健美茶がお気に入りです。
妊娠中の妻はカフェインが気になるので、「デカフェ」というカフェインレスのお茶を買っています。
いまやノンカフェインの緑茶がある時代。ちょっと割高なんですが、それでも需要はあるようですね。


休日には、お茶を淹れて一服するとQOLが上がりそうですが・・・。なかなかうまくいかないものです。
もっと余裕を持った生活を送りたいトコロですね。お茶でも飲みながらね。皆さんも一服しながら、ブログでも書いてみませんか。


爽健美茶紅茶花伝と、コカ・コーラの商品ばかり推していますが、あいにくコーラは苦手です。あしからず。




【編集後記】
昨日の中日対ヤクルト戦では、塁審のミスから生まれた併殺打で試合が終了しました。
人間誰でもミスはつきもの。
そのミスを認め、次に生かしていくことで成長していきたいですね。

雑記:ぼくが歩んできたインターネットの思い出を振り返る

先日帰省したとき、母がドヤ顔で自慢してくるんですよ。「さいきんメルカリを使って色んなものを売っている」と。
ネットショッピングすら億劫だった母が、自分で出品までやってしまう・・・何とも恐ろしい時代がきたものです。


2021年。誰もがインターネット上でコミュニケーションを取りあい、SNSを活用して交流する時代です。
もはや「現実(=リアル)」と「インターネット」の区別など存在しておりません。現実生活が充実していることを示す「リア充」なんていうスラングが寂れたのも納得がいきます。リアルとインターネットが結びついているのが当たり前の時代ですから。
昔のインターネットといえば、限られた人しか集まることのない、閉じられた世界とも言えました。まさに「アンダーグラウンド」な領域というワケです。


さて、皆さんはいつからインターネットを使い始めましたか?自分から興味をもって?パソコンの授業で?友達に誘われて?
それぞれ、さまざまな歴史があると思います。
ぼくはどんな歴史を歩んできたのか。ブログに残しておこうと思い、今回の記事を書くに至ったワケです。

はじめての交流「ポケモン裏技講座」

ぼくがパソコンを使い始めたのは小学校2年生くらいのときだったと思います。
リビングに置いてあったので、ずっとパソコンを触っていると母に「やりすぎ!」と怒られたものです。いまはスマホを使えば、片手で寝っ転がりながらネットにつながる時代。幸せなもんですね。

当時ポケモンが好きでルビサファキッズだったぼくは、もっぱらポケモンのことばかり調べていました。おもしろフラッシュ倉庫も見たりしていましたが、やはりポケモンが好きで、ネットサーフィンはポケモン中心だったと思います。
さて、ポケモンの情報を調べているうちに一つのファンサイトに繋がります。
ポケモン裏技講座という知る人ぞ知るサイト、通称「裏講」です。

裏講は、その名の通りポケモンの裏技を中心に扱うファンサイトです。
「うらわざ掲示板」から始まり「ゲーム掲示板」「小説掲示板」「言葉遊び掲示板」など、ジャンルごとに掲示板が分かれていました。

ぼくは最初「うらわざ掲示板」をずっとROM*1していました。色んな人がカキコ*2しているのを見ていて、興味はあったのですが実際に混ざる勇気が出なかったんですよ。
でもどうしても仲間に入りたくて、ある日勇気を出してカキコしたんです。すぐ返事がきて、それが嬉しくてたまらなくて。ぼくはインターネットで交流する楽しさを裏講で知りました。

うらわざ掲示板では、自分の知っている裏技をさながら飲食店のメニューのように示しあい、知らない裏技を教えあったり、すごろく形式で指定された人が裏技を発表したりと、いま思えば何が楽しいかわからんコミュニケーションををとっていました。でも、それが楽しかった。夢中でしたよホントに。
裏講はその後、荒らしが大量に入ってきて荒れ放題になり、管理人さんが入院していたのもあって閉鎖となってしまいました。


ポケモン裏技講座


裏講のトップページのアーカイブが残っていたので、当時の雰囲気を知りたい人は見てみてください。
確か宇宙みたいな壁紙だったなあ。ホント懐かしい。裏講出身の人いたら教えてください。

ホームページを作る「ハムスター島」

裏講で色んな人と交流しているうちに、個人的に仲良くしてくれた人もいました。あくる日、その仲良くしていた人が「ホームページを作ったから来て!」と言うんです。
ホームページを作るなんてスゴい!こんなの作れるものなのか?と思ってどうやって作ったのかと聞くと、「ハムスター島」なるサービスで作成したとのことでした。

ハムスター島サービス。いまは閉鎖している

会員登録すれば、だれでもホームページが作成できるサービスです。
ホームページといっても、できることは決められたレイアウトにコンテンツを当てはめていくだけ。阿部寛のHP並みに容量が軽いホームページしか作れない自由度の低さでしたが、それでも当時は斬新で、興味を惹かれました。

もちろん自分でもホームページを作って、仲良くしてくれた人と相互リンク。
掲示板とキリ番*3を告知するだけの誰得*4なホームページでしたが、それでもぼくは満足でした。
裏講が閉鎖したあとも、お互いのホームページで交流をしていましたが、やはり過疎過疎なので時間が経つにつれ疎遠となってしまいました。

余談ですが、このときHTMLタグを多少勉強していました。中学生になったとき、同級生の溜まり場を作るために、Yahooジオシティーズを使って再びホームページを作っていました。

不思議な魅力があった「すらすら」

裏講が閉鎖したあとは、前述したように自分でホームページを作成して交流していましたが、それも時間が経つにつれ下火に。
当時「ポケモン不思議のダンジョン 赤の救助隊」をプレイしていたぼくは、その攻略情報を調べているうちに「すらすら」というファンサイトにたどり着きます。

すらすらトップページ。現存しています

裏講ほどではありませんが、すらすらも掲示板での交流が活発でした。
やがてWi-Fi機能が実装されているダイヤモンド・パールが発売され、離れていても対戦や交換などの通信ができるように。
すらすら内で大会も盛んに行われ、まさにポケモンを通じた交流の全盛期だったように思います。
このころ、3値*5などを勉強し、ポケモン廃人へと向かう第一歩を歩み始めます。ガブかわいいよガブ。

通信のほかにも、小説を描いたり、チャットでリアルタイムのコミュニケーションを楽しんだり。裏講時代と比べるとより幅の広い交流を楽しんでいたと思います。
しかし、そんなすらすらですが、管理人様の多忙によって2008年ごろに更新停止することになってしまいました。
今でもすらすら自体は残っています。掲示板の過去ログに当時の書き込みが残っていて、いま見るとこそばゆい感じがしますね。

独特の文化を育んだ「ニコニコ動画

ぼくがニコニコ動画に登録したのは「(秋)」時代なので、2008年の秋ごろということになります。
どういうキッカケで登録したかは覚えていませんが、カービィグルメレースの合唱動画を見て、「コレ素人が歌ってるの?」とビックリした覚えがありますね。



さらに色んな動画を見て回り「ニコニコ動画流星群」や「組曲『ニコニコ動画』」を通じて、ボーカロイド・歌ってみた動画に激ハマリしました。いわゆるボカロ厨というやつです。
当時のニコニコは勢いがあり、明らかにニコニコ>Youtubeという図式でしたね。今は見る影もないが
チョコレート・トレインはもう何回も紹介しているし、あとはまあ・・・ダブルラリアットとか炉心融解とか、当時流行ったボカロ曲はたいがい知っていると思います。

さらに、見ているだけでは飽き足らず「自分でも何か動画を作りたい!」と考え始めます。
そこで自分でもよく見ていた「合唱動画」を作ることに決めました。合唱動画とは、歌ってみた動画の歌声を合わせ、合唱のように編集した動画です。
しかし動画を作る方法なんてもちろん知るハズもないぼくは、インターネットで一から調べながら動画の作り方を勉強し、動画を何個か投稿するようになりました。

中学生が付け焼刃の知識で作った動画なので、クオリティも低く、伸びるハズもないんですが、それでもいい経験になったと思います。
この経験があったからこそ、結婚式で流すムービーを自作して式費用を浮かすことができたんですよ。なにが役に立つか人生わからないものです。

せっかくなので、ぼくが投稿した動画のマイリストも載せておきます。


www.nicovideo.jp


まさか10年越しで宣伝するとは思わなかった。

まさにアンダーグラウンドな世界「2ch

2chについては、裏講時代のときからなんとなく存在は知っていたんですよ。「なにやら裏講より人が集まっている掲示板」があると。
ただ、やっぱりよくわからないし、怖かったのでアクセスすることはありませんでした。
2ch」で調べて、トップページまでは行っても、よくわからん壺の画像でまったく意味が分からなかったんですよね。

https://www.itmedia.co.jp/news/articles/0811/26/news122.htmlより引用。当時の2chトップページ。壺


しかし、ぼくはスマブラⅩをキッカケになって、2chにアクセスするようになりました。
スマブラポケモンと並んで昔から大好きなゲームで、小学生低学年のころから友達の家でよくプレイしていました(自分では持っていなかった)
中学生になって初めてスマブラXを自分で買ったんです。そして、忘れもしません、前述したニコニコ動画で、「Selcia(アイク)VSうに(カービィ)」の動画を見たことをキッカケにしてスマブラの練習を始めたんです。(あえて敬称略で書きます)

この動画を見て、自分の知っているスマブラと全然違っていて驚きました。そして、自分もこんな動きができるようになりたいと練習するようになりました。
初めはCPUを相手に、ひたすらうにさんの立ち回りを真似て対戦を続けて。
でもやはりCPU相手では満足ができなくなったので、対戦相手を探すうちに2chWi-Fi板にたどり着いたんです。
「なんとなく怖い」という理由で敬遠していた2chでしたが、とにかく対戦相手がほしかった当時のぼくは「弱い人用 スマブラXアイテム無しタイマンスレ」に通ってとにかくたくさんの人と対戦をしました。

タイマンスレのほうは、名前欄にユーザーネームと友達コードを載せるというルールがあったので匿名というワケではなかったのですが、他のスレはもちろん全て匿名です。
今まで通っていた裏講もすらすらも全てハンドルネーム付きでの交流。匿名ならではの悪口やケンカを見て、インターネットが持つネガティブな一面をここで垣間見たのです。

はじめてのSNS「スマコム」

スマコムとは、いまでいうスマメイトに位置するようなスマブラ専門のSNSです。
スマメイトのようなレート機能はありませんが、日記機能やフレンド機能がありmixiに似たSNSでした。
当時、スマコムには強者が集うと言われていて、ぼくも登録だけでもしてみるかと思って登録してみました。
登録してみると、確かにレベルが2chより明らかに高く感じました。
もちろん2chにも強い人はいましたが、やはり全体のレベルはスマコムのほうが高かった。当時全一*6と言われる人がひしめき合っていました。

ぼくはそこまで強くなく、勝率もクソみたいなものでしたが、それでもいい経験ができたと思います。
このスマコムも、管理人が何回か変わってドタバタしていたイメージがあります。人が多いコミュニティを管理することってやっぱり大変ですよねえ。
中学2年生のころくらいに登録して、高校3年生まではちょくちょくログインしていた覚えがあります。

当時の画像などを探してみましたが見つからず。スクショでも撮っておけばよかったですね。

最初はガラケーで眺めていた「Twitter

いま現在も唯一続けているSNS 、Twitterです。
中学3年生のときに、何気なく登録してみました。スマブラのためというワケではなく、日常生活を含めた雑多なアカウントでした。
当時はガラケーの時代でしたが、それでも呟くこと、タイムラインを眺めることは可能でした。

https://ascii.jp/elem/000/000/538/538423/より引用。ガラケー時代のTwiiter公式

当時のTwitterは独特の雰囲気というか、文化というものが存在しておりました。
「おはよう!」というツイートに対して「おはようございます!」→「おはありでした!*7」というように、挨拶ツイートに関して返信する形で挨拶を返すという文化がありました(ただいま、おやすみ、ほかる*8などにも応用)
あとは午前0時を知らせる「よるほー」なる挨拶があったり、午前4時には「なるほど4時じゃねーの」という謎ツイートが流行ったり。

とにもかくにもいまのTwiiterとはかけ離れた雰囲気でしたが、それはそれで楽しかったですね。ぼくの中ではお気に入りは☆マークだし、「いいねを送る」じゃなくて「ふぁぼる*9」んだ・・・。

当時使っていたアカウントは、高校3年生のときに削除してしまいました。クラスメートに監視されていることが分かって、気味が悪くなったんですね。
いま思えば後悔してます。残しておけばよかったよ。消すんじゃなくて普通に鍵つけるだけでよかったのにね。






以上、ぼくのインターネットの思い出でした。
裏講のことを記事に書いているブログを見つけて、懐かしく感じてこの記事を書こうと思いました。もしかしたら、本当にもしかすると当時の住人の方が見てくれるかもしれないしね。
いつか皆さんと昔話ができますように。



【編集後記】
いきなり寒くなってきましたね。
寒暖の差が激しいと体調を崩しやすいのでどうかご自愛ください。

*1:Read Only Memberの略称。掲示板などで書き込むことなく、閲覧だけしている状態

*2:掲示板に書き込みする行為

*3:キリのいい番号を略したもの。100番目のアクセスとか。キリ番を踏んだ人に報告を強制する謎文化があった

*4:「誰か得をするのか」の意

*5:種族値個体値努力値ポケモンのステータスを決める重要な要素

*6:ナンバーワンと言われるプレイヤー。スマブラの場合はキャラごとに全一と言われる人たちがいる(例:マリオ全一)

*7:「おはようありがとう」という意

*8:お風呂に行ってきますという意。ほかほかになることから

*9:ファボる。Favoriteからきている