砂漠の陰から

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広大な砂漠のような社会の陰でちまちまと生きていくブログ

雑記:なぜか心に残っているフレーズを紹介したい

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なぜかはわからないけど、心に残っている印象的なフレーズがある。
他の人が見たらどう感じるかは分からないが、少なくとも僕にとっては印象的だったものだ。
今回はそれを紹介していきたい。


そして、これを読んだ人も心に残っているフレーズをおしえてほしい。はてなブログに書いてもらえれば、僕が読みに行きたい。
はてなブログに投稿された記事」の検索サービスみたいなものはないのだろうか。
はてなブログのトップページはなんだかいつも似たような記事が紹介されていて、偏っている気がする。はてなグループを巡るのも手間だ。僕が見つけられていないだけなのだろうか?誰かおしえてほしい。


せめてトップページに表示するオススメ記事のジャンルを選ばせてくれ!

スプートニクに乗って、宇宙に飛ばされたライカ犬のことを思えば、僕の不幸なんてちっぽけなモノだ」

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出展:映画「マイライフ・アズ・ア・ドッグ


スプートニク」とは、ソ連時代の宇宙開発計画で打ち上げられていたロケットの総称である。冷戦時代に行われていたアメリカとソ連は宇宙開発競争で、ソ連が計画していた人工衛星の打ち上げ計画をスプートニク計画と呼んだらしい。
この宇宙開発競争は、アメリカのアポロ11号が人類初の月面着陸を成功させ、終結することになる。


初めて動物として軌道周回したのは、1957年にスプートニク2号に乗せられて宇宙に飛んだ「ライカ」と名付けられた犬だった。
彼女(ライカはメスであった)は、地球に帰還するための装備を持たないまま宇宙に飛ばされた。事実上の片道切符である。当時、動物虐待だという抗議がソ連に浴びせられたという。


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さて、上記のフレーズは映画「マイライフ・アズ・ア・ドッグ」の冒頭で語られるモノローグだ。
死ぬために宇宙に飛ばされたライカと比べれば、僕の悩みなんてちっぽけなモノ。下を見て安心していると言ったらそれまでだけど、それでも僕にとっては印象的だった。


何か悩みがあったとき、僕は今でもこの言葉を思い出す。座右の銘ともいえるかもしれない。
果たして自分はどん底にいるのか?いや、自分より不幸な人なんていくらでもいるだろう。むしろ自分は恵まれているのかもしれない。自分よりさらに追い込まれている人も頑張っているのなら。僕も前を向いていこうという気持ちになるのだ。


この映画、おそらく子どものときに何かの機会で観ただけだから、内容に関して記憶がない。男の子がいろんな出会いをしていくような話だったことぐらいだ。
また機会があれば改めて鑑賞したい映画である。

「Tell mommy I'm sorry, this life is a party.」

www.youtube.com
出典:Chiddy Bang「Opposite Of Adults.」


アメリカのHipHopグループ「Chiddy Bang」というグループの「Opposite Of Adults.」リリックのワンフレーズ。母ちゃんゴメン、人生はパーティだわとパリピ全開の意味。いい意味でアメリカらしい。
一時期HipHopにハマっている時期があって、邦楽洋楽のHipHopグループを何個か聴いていた。そのときに知った曲である。


曲自体のテーマが「子どものときはよかったよな。悪いけど俺はまだ子どものままでいたいわ」みたいな勢いの曲だ。曲名がそもそも「大人の反対」。
僕としても子供心は忘れたくないし共感できる。パリピではないけども。


各バース、フックともにいい曲。トラックも印象的で、ラップに抵抗がなければぜひ聴いてみてほしい曲である。

「川を越え 人類帰宅」


出典:PENGUINS PROJECT「チョコレート・トレイン」


ボーカロイド楽曲「チョコレート・トレイン」のBメロで登場するワンフレーズ。
僕が持つボカロ楽曲の知識は千本桜あたりで時が止まっているが、この曲が一番好きだ。
電車通勤・通学の日常を表現した味のある歌詞。ポップな曲調。まさに会社や学校から電車に乗って帰宅するときに聴きたい曲である。


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チョコレート・トレインとは、電車が夕日に照らされてチョコレート色になる様子を表している。
夕焼けの中、家路を急ぐ人々を乗せた電車が鉄道橋を渡る情景が目に浮かぶ。
ボーカロイドに抵抗がなければこちらもぜひ聴いてみてほしい楽曲である。

「やった!4巻だ」

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出典:衛藤ヒロユキ魔法陣グルグル


衛藤ヒロユキ作「魔法陣グルグル」4巻の巻頭コメントに載っている衛藤先生のコメントである。
コメント自体は何の変哲もない、ただコミックス単行本4巻が刊行されたことを喜ぶコメントなのだが、衛藤先生の朗らかな笑顔の自画像とともに載せられたこのコメントがなぜか忘れられなかった。
シンプルなフレーズほど心に残るというものなのだろう。たぶん。


魔法陣グルグル自体は20年以上前に連載されていた古いマンガではあるが、面白いマンガである。
少し前にアニメ化されていたし、いまは続編の魔法陣グルグル2が現在進行形で連載されている。コミックス新装版も発売されているようなので、ぜひ読んでみてほしいものだ。
「ただし魔法は尻から出る」「ぼくにはとてもできない」「ここのばばあはよいばばあ~」など迷言多数で今でも十分笑えると思う。

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個人的に一番笑ったギャグ

「裏口から悲劇は起こるんだ」

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出典:伊坂幸太郎アヒルと鴨のコインロッカー


伊坂幸太郎作品で登場するキャラは、オシャレな言い回しのセリフが多い。そして、そういったセリフが伏線になっていることが多いから嫌でも印象に残る。
さて、このフレーズは主人公である椎名が、引っ越し先のアパートで隣人となった青年「河崎」に本屋を襲撃しようと持ちかけられたときのセリフである。
「モデルガンを持って裏口を見張っていてほしい」と河崎が頼み、それでも渋る椎名に対して河崎が言った言葉。
なぜ河崎という男は本屋を襲撃したのか。それが明らかになっていくミステリー小説だ。


伊坂幸太郎といえば、重力ピエロの「春が二階から落ちてきた」というフレーズも印象的である(秀逸な書き出しということで有名なフレーズだ)
僕は作品としてはアヒルと鴨のコインロッカーのほうが好きだったのでこちらを紹介した。
神様を閉じ込めるくだりだったり、読んでいてとても面白い。オススメである。


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この作品は映画化もされているので、原作を読んだらぜひ観てみるといい。
意見が分かれるところだが、個人的にはまず原作を読んでから映画を見たほうが楽しめると思う。

おわりに

以上が僕の「なぜか心に残っているフレーズ」たちだ。


今回は映画や小説から引っ張ってきたけど、ゲームからも何かあれば紹介したいね。
それ以外も、今後なにか印象的なフレーズがあれば、それも含めて改めて記事にしたいものだ。