砂漠の陰から

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広大な砂漠のような社会の陰でちまちまと生きていくブログ

ゲーム:「疎外感」を感じたとき僕は幽霊部員となった

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以前の記事で「MMOでギルドを渡り歩いた話」を書きました。


sunaneco.hatenablog.jp


この記事のなかで「幽霊部員が多く、ギルドが盛り上がらないため解散したギルド」の話を書きました。

僕にとっては居心地がよかったんですが、それでもマスターはギルドが盛り上がらないことを重荷に思っていたわけですね。
そこで、今回は「なぜコミュニティにおいて幽霊部員が現れるのか」という理由について考えてみたいと思います。


もっとも、考えるといってもほぼほぼ僕の体験談です。僕はどちらかというと幽霊部員になる側の人間です(笑)陰キャはつらいね
僕は様々なMMOをプレイした経験がありますが、そこで何度か幽霊部員になったことがあります。信頼と実績の幽霊部員です。
色んなMMORPGのゲーム内でギルドを運営しているマスターさんは、ギルドメンバーがこういった過程でギルド内で幽霊部員になっていくんだという形で、よければ参考にしてください。


ちなみにところどころでFF14のSSを貼り付けておりますが、この話はFF14内の話ではないです。
(そもそもFF14ではまだコミュニティに参加したことがない)

単純にノリが合わない

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シンプルな理由です。そもそも、他のメンバーとノリが合わない。
単純な話ですが、ここが違うとそもそも深い仲になることはできません。これは現実世界でも一緒ですよね。僕が以前の記事でいう陽キャギルドに馴染めなかった原因ですね。


僕はインターネットでコミュニケーションを取るとき、よっぽど仲良くなった人以外には敬語を使います。それが礼儀だと刷り込まれているからです。いわゆるネチケットというものです。20年近く前の単語だなこれ。
しかし、中にはすぐに敬語を崩してコミュニケーションを取れる方もいます。そっちのほうが親しみを持ちやすいし、仲良くなるのも早いですよね。もっとも、人によっては不快感を感じることもあるかもしれませんけども。


そういうコミュニケーションの取り方一つ取っても違いが出てくるわけで、そこで価値観の違いがあるとなかなか難しいですね。それが1対1だったらまだしも、集団の中では。

人数が多すぎる

僕は基本的に人見知りの陰キャなので、知らない人がたくさんいる集団の中に放り込まれるのが苦手です。ですから、ゲームでギルドを探すときも「少人数」なところを探すようにします。10人くらいがちょうどいいかな、多くても20人くらい。ログインしたらいつも違う人がいるっていう状況が苦手なんです。


昔、あるギルドに入ったときの話です。僕が入ったときは8人くらいだったのですが、マスターさんがメンバー募集をかけまくって翌日には40人近くになっていたことがあります。もう即死ですよこんな状況。


コミュニティに入るときは「何人くらい集める予定なのか?」というところも確認しておくべきだと思いますね。みんなでワイワイするのが楽しい人ならまだしも、僕のような陰キャには必要不可欠な情報です。

知らない間に周りが仲良くなっている

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これは外部コミュニケーションツールを用いているケースにありがちな話です。
メンバーのうちの一部が、ゲーム以外にもTwitterやDiscordで繋がっていたりして、そこでゲーム外で仲良くなってしまうということがあります。
こういう場合は往々にして「TwitterやDiscordをやっているメンバーばかりが主要なメンツ」になって、他のメンバーはあまり喋らなくなります。早い話が仲良しグループができるわけです。


FF14はこういうケースに敏感なのかわかりませんが、ロドストでFCの募集欄を見ても「VCは一律禁止」だとかあるいは最初から「Discord等の外部ツールを使っています」というような募集が多いですね。今の注目の日記に書かれているFCなんかは「FCチャット以外を経由してメンバーがPTを組むのを禁止」していたらしいです。そこまで徹底するか。


個人がTwitter等のSNSを利用するもしないも自由なので、これも難しい話ですよね。
ちなみに僕も何回かゲーム用のTwitterアカウントを作ったことがありますが、まったくもって続かなかったのでもうやることはないでしょう。

モチベーションや進捗度の違い

メンバー間でモチベーションの違いがあったり、あるいはストーリーの進捗度に差があると、経験しているコンテンツに違いが出てきて、輪に入れる人と入れない人が出てきますね。
進んでいる人が進んでない人にたいして積極的に声をかけてたりすると問題なかったりします。
ただし、初心者側がこれに甘えて「声かけてくれない!」みたいなことを言ってるといわゆるhimeちゃんプレイになるので、初心者側も積極性が必要だと思います。


FF14の場合は、デイリールーレットでどんな人でも一緒にプレイできるのがよさそうですよね。だからなおさら初心者側も積極的に距離を近づけていくべきだと思います。


sunaneco.hatenablog.jp

環境を変えるにもエネルギーが必要

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つまるところ、他メンバーとの「疎外感」を感じたときに幽霊部員になるんじゃないかと思います。メンバーの輪に入れている気がしない。入ってみて感じる「あれ、何か思ってたのと違うな・・・」という違和感。
ギルドに入るような人で他人と関わりたくない人はいません。おそらく、どのゲームにもギルドの恩恵だけを預かりたい人が集まる無言ギルド、ソロギルドというものは存在しているはずです。それを選ばずに、わざわざコミュニケーションが必要なコミュニティに入ってくるのですから。


とすると、幽霊部員になったのは何か理由があるわけです。その理由として僕が思っていたのが、感じたのが、上記のような理由です。
こういうことを書くと、「じゃあやめて違うところに行けばいいじゃん」と思われる人がいそうですね。僕も客観的に見ればそう思います。


でも実際に、気軽に「じゃあやめるか!」となるかいうと、そういう気持ちにはならないんですよね。
ゲームといっても人間が集まっているのですから、「ここは自分の思った場所じゃないんでやめます」なんて言いづらいわけですよ。人によるかもしれませんけど、職場で「退職します」と言いづらいのと一緒ではないでしょうか。エネルギーを使うわけです。今いるコミュニティを抜けるのも、新しいコミュニティに飛び込んでいくのも。環境を変えるエネルギーと今の状況を天秤にかけて「まあ今のままでいいや」と考えるんですね。甘えているんですよ。


いっそのことマスターの人に蹴ってもらえたりすると踏ん切りがつくんでしょうが。そこまで非情な方は少ないですしね・・・。
しかし、幽霊部員の存在はマスターさんにとっては重荷になっているはずです。メンバー全員でゲームを楽しく遊べるのが一番いいですよね。



僕もいつかはFF14でFCやらLSを作ってみたい気もします。やっぱり、他のプレイヤーと交流するのがMMOの醍醐味ですからね。まずはストーリーをクリアせねば・・・。